恐怖体験
現場
3日の夜、部屋の外から人の話し声が聞こえて、目を覚ましました。そのあと、誰かがわたしの部屋のドアをものすごい勢いで蹴り始めて(何か道具を使って叩いていたのかわかりませんが)、明らかに蹴破ろうとしている意思が伝わってきました。テロが頭をよぎりました。
蹴り方が激しさを増して、ドアが壊れるのも時間の問題だと思った矢先(その間ずっと「何〜〜!?」と叫ぶことしかできませんでした)、鍵の金具が飛びドアが蹴破られました。万事休す。
「ソーリーソーリー」
と、男性の声がしました。
とりあえず、状況確認をしてもらおうとレセプションに電話をしましたが繋がらない…さらに最悪なことに、外側から鍵をかけられてしまったらしくドアが開かない…どうにか開けられないかバタバタしていたとき、外にいたひとが開けてくれました。
「ソーリー」
と、言われたので、このひとが当事者だなと思い、状況の説明をしてくださいと言いました。わたしの部屋の隣が電機関係の部屋で、そこと間違えた、とのこと。
どれほど怖い思いをしたか、さらに外側から鍵を閉めるなんて…と、言いながら半泣き状態でした。